「リビング京都」の読者ブロガー発【京都えきにしレポ】Vol.2「ホテルエミオン京都」編
トピックス
2021/10/13
女性のための生活情報紙「リビング京都」。そのホームページで活躍する読者ブロガー「リビング京都 WEBフレンド」に、京都えきにしエリアの体験をレポートしてもらうシリーズ。
2回目は、京都の食文化や伝統文化を体験できる「ホテルエミオン京都」です。
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こんにちは。「リビング京都 WEBフレンド」のcotoです。
JR「梅小路京都西」駅からすぐの場所にある「ホテルエミオン京都」に行ってきました! こちらの1・2階には、地元の人も利用できるショップ&レストランがあります。
野菜の旨味溢れる和食
今回特別に、10月14日、2階にオープンする「京旬菜 有笑(ゆうしょう)」を見学させてもらいました。こちらは職人さんが作る和食を楽しめるお店です。
ホテルの目と鼻の先にある中央卸売市場で選び抜かれた新鮮な食材は「野菜の美味しさを知ってほしい」という願いの込められたお料理へ。
ランチ・ディナーともに「和食」を楽しめるコースが用意されています。
オープン記念として1500円でランチを楽しめる特別メニューも登場。こちらはランチもサラダから始まり、「ふぉあ最中」「八種類の小鉢」など考え抜かれたメニューが並びます。締めの卵かけご飯も、卵かけご飯に合うようにブレンドしたお米を釜で炊き上げるこだわりっぷりです!
丁寧に作られた有笑さんの和食は、見て楽しく、食べて美味しい。
「お客様が笑顔になれる空間となるように」という思いが店名の由来なのだそうですが、文字通り笑顔になっちゃいました。
私は1歳と3歳の子の母で、子どもがぐずりだして他のお客様に迷惑にならないだろうかと不安になるのですが、なんとカウンター以外は全個室!今後子ども用のメニューも作る予定とのことで、子持ち母としてはなんとも嬉しい限りです。
お茶の世界をもっと知りたくなる「茶の湯体験」
1階にはお茶、陶芸、生け花と、伝統文化体験のできるお店が並んでいます。まずはお茶体験ができる「茶瑠 CHALYU」へ。
待合で茶室に入る準備をし、枝折(しおり)戸を通り、今まで「どうやって入るんやこんな小さい扉」と思っていた「にじり口」の入り方を教えてもらって、いざ茶室へ。茶道のさの字も知らないような私でしたが、スタッフさんの丁寧な説明に、すっとお茶の世界に引き込まれていきました。
濃茶を先生が点ててくれている間に主菓子をいただきました。
この日のお菓子は光琳菊。江戸時代の画家家尾形光琳が描く菊の模様からこの名前が付けられているそう。
ちなみにお菓子は週替わりでお店を変えているそう。ほぼ毎日違う種類のお菓子が楽しめます。なんて楽しい!なんて贅沢!
「濃茶と主菓子」は2200円です。
濃茶のふるまいは昔から儀式的な扱いだったため、器は千利休がデザインしたという楽茶碗が使われるとのこと。作法がわからなかったので先生に聞くと、優しくレクチャー。ど素人にはありがたいです。
濃茶は人生初めて飲みましたが、トロッとしていてびっくり!苦いと聞いていたものの、苦味の後にすっと甘味が広がり、美味しくて飲み干してしまいました。
濃茶のあとは薄茶と干菓子を。
干菓子はお皿の上に絵を描くように配置すると聞き「ススキに空に満月のお月様があるのかな」と想像を膨らませました。
ちなみに干菓子の数は、同じ分だけお茶をお代わりしていいよ、という意味があるんですって!
「薄茶と主菓子」は1600円。
紙でできたお皿が可愛いなぁと思っていたら、全8種類あるそうです。(絵柄はお茶の道具。可愛い!)
コンプリートしたくなったのはきっと私だけではないはず。
小さくても、お茶を全く知らなくても、茶道経験があっても、スタッフさんが個々に対応してくれるので、みんなが楽しめこと間違いなしです!
心踊る時間と、手元に残る想い出
じっくりお茶体験をしたあとは陶芸体験ができる「平安玉凰陶苑」へ。
手びねりやろくろ体験などいろんなプランがある中で、今回は絵付体験(3300円)をしました。
お茶碗やカップ、アクセサリー、お皿から、私は平皿をチョイス。
まずは鉛筆で下書きをしていきます。なにを書くか全く考えていなかったので、絵というより模様にしてみました!
下書きができたら呉須(ごす)と呼ばれる専用の絵の具でなぞるのですが、書き方も絵付師さんが丁寧に教えてくれ、「ひゃー!はみ出るー!!」と独り言を言っていても優しくフォローしてくれます。
なんだか学生時代の美術の時間を思い出しました。うーん、楽しい!
線でなぞったらダミと言われる塗りの工程へ。ダミ専用の少し薄めの絵の具、筆を使って仕上げていきます。絵付後の写真を取り忘れるほど、絵付に夢中になっちゃいました。笑
最後に座名を書いて終了です。
これを1240度の窯で焼いてもらうので約1ヶ月後手元に届くのですが、今から焼き上がりが楽しみ!(茶色の部分は藍色になるそう)
こんな可愛い絵付も見つけちゃいました!
見た目もカラフルなので、うちの子たちはこっちの方が喜びそう。
今度3歳の娘を連れて行ってみようと思います。
今回のいろんな体験を通し、和食にしろ、伝統文化にしろ「ちょっと敷居が高い」イメージのものが、気軽に楽しめる嬉しさを知りました。京都に住んでいるからこそ、もっと楽しんでいきたいです*
<ホテルエミオン京都 Shop &Restaurant>
京都市下京区朱雀堂ノ口町20-4
TEL:075-323-2727
※館内商業施設の営業時間、定休日等は公式HPで確認を
京旬菜 有笑
TEL:075-366-6466
「ランチコース」1980円〜(オープニング記念で1500円の特別コースあり)
「ディナーコース」2500円〜(写真はイメージ) ※季節により内容が異なる場合あり
清水焼窯元 平安玉凰陶苑 ホテルエミオン京都店
TEL:075-874-2290
茶瑠 CHALYU BY淡交社
TEL:075-754-7501
<ライター>
coto
リビング京都のホームページ「LIVING kyoto web」の読者ブロガー。