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「リビング京都」の読者ブロガー発【京都えきにしレポ】Vol.8「七条えんま堂」編

トピックス

2022/3/31

女性のための生活情報紙「リビング京都」。そのホームページで活躍する読者ブロガー「リビング京都 WEBフレンド」に、京都えきにしエリアの体験をレポートしてもらうシリーズ。

8回目は、商店街の中にある「七条えんま堂」です。

 

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閻魔様と十王像
西大路七条をやや東に入ったところに建つ「七条えんま堂」。さりげない佇まいで、西七条繁栄会の商店街に溶け込んでいます。

 

こちらには、地獄への審判を下すことで有名な閻魔(えんま)様がお祀りされています。「七条えんま堂」は、地域に開かれたお堂。自由にお参りすることができ、堂守さんがいらっしゃれば、閻魔像をはじめとする十王像、御本尊の不動明王像を間近で拝見することができます。

 

「十王」とは、死者の生前における罪を審判する10人の王のことです。死者は初七日~七七日(四十九日)・百箇日・一周忌・三回忌と、10回審判を受けるといういわれがあり、「七条えんま堂」には、その十王像がすべて揃っています。

堂守さんに十王像を見せていただいたのですが、鎌倉時代の古いものから室町時代のものまでが一堂に会しているのは、なかなか圧巻。それぞれの像のお顔は決して厳しくなく、むしろ人間味を感じます。

 

地獄への審判を下すというと恐ろしいですが、よく考えてみれば、10回も地獄送りを避けられる機会を与えられているわけで、これはもう、なるべく地獄へ送らないようにしているのでは?

 

私の素朴な疑問に「まさにその通り。改心・救済の措置ですね。むしろ、一生懸命生きろ、命を大切にせよと言われているように思えます」と、堂守さん。

 

閻魔様を前に「死」を見つめることで、改めて「生」を考えられる場。地域の方々が、えんま堂を大切する理由が何となく分かった気がしました。

地域に根ざしたお堂
地域の方々にとって閻魔様は身近な守り神的な存在らしく、日参される方も多いとか。また、道行く親子連れが「こんにちは」と、挨拶をしてゆかれるほど、堂守さんとも顔なじみのようです。

 

堂守さんがいらっしゃれば、十王像についても教えていただけますし、通りに面したお堂の入り口には「あなたのお話、お聞きします」の張り紙も。

堂守の三谷さんが認定臨床宗教師という資格をお持ちなのもあり、様々な状況の方が立ち寄り、話をされ、えんま堂を心のよりどころにされている様子でした。

地域交流の拠点を目指して
閻魔様ほか十王像見守る中、地域の方々が立ち寄りやすいようなイベント、「写経の会」や法話などが聞ける「カフェ・デ・モンク」なども時折開かれています。

昨年秋には「七条えんま堂祭り」も開催されました。龍谷大学仏教学科の学生と一緒に紙芝居やマジックショーなどを企画し、地域の子どもたちが楽しめるお祭りを作り上げたそう。

 

こうした行事が開催されるときはいつも、お堂の入り口に告知ポスターが張られます。すると多くの参加者が集うようで、地域の方々の注目の高さがうかがえます。今後もコロナ禍の状況を見つつ、「七条えんま堂」を拠点に地域の人が参加できるイベントを計画していくそうです。

 

実は十王像と言いつつ、方々から集められたらしい像は計11体あり、ずらりと整列されている様は、さながらサッカーチームのよう。「チーム閻魔」はこれからも、地域の方々にパワーを送り続けてゆくに違いありません。

人気の御朱印
この日、丁度御朱印を受けていらっしゃる方も見受けました。御朱印の字体…よく見ていると閻魔様のお顔のように見えて迫力があります。堂内のガラス戸に、連絡先など案内があり、そちらから申し込むと良いそうです。

<七条えんま堂>
京都市下京区西七条南西野町3

TEL:080-5363-1075(堂守・三谷靖法)
HP:https://www.kyoto-shoboji.com/ (正法寺)


<ライター>
大好チヨ子
リビング京都のホームページ「LIVING kyoto web」の読者ブロガー。
https://kyotoliving.co.jp 

 

 



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